開業・経営

店舗開業をする方法|初めてでもコストを抑えて簡単にお店を開く流れを解説

店舗開業

自分のお店をもちたい。でもどうしたらお店をだせるのか、どうやったらなるべく費用を抑えて店を開くことができるのかわからない。
開業するために最低限必要な資金や資格等も調べないといけなかったりと、始めるまでに準備したり調べなければいけないことがたくさんありますよね。
今回は店舗開業をするための流れについてご紹介をさせていただきます。

自分のお店を開きたいと思ったら

飲食店やネイルサロン等、店舗を活用したビジネスをしたいと思ったら、まず何から始めるべきなのかわからないですよね。
まずは店舗ビジネスのメリットとデメリットを紹介します

店舗開業のメリット

  • 成功のチャンス
  • 自分のお店を作れる

・成功のチャンス
店舗を開業することで、多くのお客様にくるようになれば
店舗の拡大や、収益を大きくすることで、会社員時代では考えられない収入を得ることができます。

・自分の考えをお店にすることできる
店舗開業をすることで、自分がこんなサービスをしたいと思えば、独自のサービスを提供することができるようになります

店舗開業のデメリット

  • 自己責任

デメリットとしては、全て自己責任になるということです。

開業をする方は多くいますが、その中で成功する方もいますがそれ以上に失敗をして黒字にならないまま閉業してしまう方も多くいらっしゃいます。
そのようにならないために、開業をするためのポイントと閉業しないためのポイントを見ていきましょう。

開業の準備リスト

  • 開業をしたい理由
  • お店のコンセプト
  • 事業計画書の用意
  • 必要な書類の準備
  • 資金
  • 開業する地域・物件

開業をするにあたり上記の準備を行いましょう。開業をしたい理由を明確化させていくことでより具体的な店舗の開業イメージをもつことができるようになります。
これらを踏まえたうえで開業の流れの例を説明していきます。

実店舗の開業の流れ

  1. 開業するお店のコンセプト業種を決める
  2. 資金調達
  3. 必要な資格をとる
  4. 開業場所探し・物件探し
  5. 事業計画
  6. 仕入れ先を決める
  7. 採用活動
  8. 届出を出す。

大まかに実店舗の流れは上図のような対応が必要になります。

自分のお店を小さくても持ちたい、事業をもっと大きくするために開業をするという方は数多くいますが、その分開店して半年、1年たらずで閉店をするというケースも非常に多くあります。
せっかく自分のお店を開業したなら長くお店の経営をしたいですよね。
そのために開業をするための流れとして重要となることを一つ一つ丁寧説明をさせていただきます。

開業するお店のコンセプトを決める

開業をするにあたり、自分でどんなお店を開きたいか漠然と決まっているという人は多いと思います。
その中で、あなたのお店にはどんな人が来店してほしいのか、具体的なペルソナ像を作りましょう。
そしてあなたのお店で販売したい商品、店舗のレイアウトなどを含め
開業するお店のコンセプトを詳細に決めるようにしてください。
このコンセプト決めがしっかりしないと、どんなお店なのかよくわからなくなり今後経営をしていくうえでブレていってしまいます。
また、どれくらい店舗で売上を作りたいかにもより、コンセプトは変わってくる点もあるのでプロにアドバイスを受けるのもおすすめです。
コンセプトを作る詳細な方法はこちらの記事から紹介をしています。

資金調達

コンセプトを決めるのと同時に資金調達もするようにしましょう。
ある程度資金がある方なら問題はありませんが、資金があまりない方は資金の準備しましょう。

開業資金はどれくらい必要になるのか

開業資金の相場は業種により大きく変わり
100万円以下でも初められるケースもあれば何億という金額が必要になります。
地域や業種によって大きく必要資金が変動するため、なるべくコストを抑えて開業をしたいという方は一度プロに開業する場所について相談をするようにしましょう。

詳しい開業資金の相場について

資金を調達する方法

資金を調達するための手段として主に4つの手段があります。

融資

返済をする必要がありますが、金融機関から創業融資や自治体からの制度融資を受けることができます。
融資制度はできる限り低金利の融資を選ぶようにしてくださいね。
創業向けの日本政策金融公庫の「新創業融資制度」
日本政策金融公庫の「中小企業経営力強化資金」等から融資をすることがおすすめです。

助成金や補助金

昨今はコロナの影響により助成金が注目されていますが
開業資金にの助成金もあります。
国や自治体により提供がされているので、あなたの住んでいる地域ごとに調べてみてください。
その際に補助を受けるための条件が記載されているので詳しくみてください。

クラウドファンディング

手軽にWEBから資金調達を初められるという点ではクラウドファンディングも重要です。
クラウドファンディングで注目されることで多くの方から出資をしていただくことができます。
魅力的なサービスにすることで、クラウドファンディングのユーザーにアピールをしてみることで予想以上の資金が集まるかもしれません。

自己資金

退職金や貯金がある程度ある場合は、贈与を基に資金を確保することができます。
贈与のばあいっは贈与税がかからないように、金額を抑えるために株主の出資をしてもらうなどの税金対策もするようにしてください。

必要な資格をとる

実店舗を開業するにあたり必ず取得しなければならい、資格や免許はありませんが
酒類の提供や食品等を取り扱う場合、許可を得る必要があります。

例えば
食品を提供をしたい場合は、開業する地域の自治体や保険所に食品販売業の営業許可申請の対応を行う必要があり
お酒を販売する場合は、税務署へ行き一般酒類小売業免許の提出をすることが必須です。

飲食店の開業を行う場合必須の対応となるので、あなたが行う業種によってしっかり調べて対応をするようにしてください。

開業場所探し・物件探し

開業する地域が決まったら、出店する物件を決めましょう。

店舗の開業する場所は非常に重要なポイントです。家賃が安い、コストを抑えることができるという近視眼的な支店で物件を決めてしまうのは非常にリスクがあります。
物件選定については、開業支援が得意な会社の方相談して決めていくのもポイントです。

出店戦略について

居住用の物件の場合コストを抑えて開業をすること可能です。
そして事業用の物件の場合、初期費用として1年前後の費用がかかることが多く、資金計画を綿密に立てることが必要になります。
その場合は、事業計画に沿った物件を見極めから様々な条件の上で総合的に判断をすることが必要となり素人では難しい領域とるため。
不動産業者にこの点は早めに相談をしておくことが必須です。
出店戦略の立て方の詳しい情報については別ページで紹介をしているのでそちれも参考にしてください。

事業計画

前述で記載をした事業計画になりますが
開業をしたあと運営をする上で必須の作業です。事業計画を具体的に設定することで、金融機関からの融資を受けやすくなり、具体的になればなるほど融資の審査に通りやすくなります。

審査に通りやすい事業計画書を作成するにはコツが必要になるため
作り方がわからないという方は一度相談をしてみるといいでしょう

自分で一度作成をしてみたるという方は下記項目を記載してみてください。

事業計画書の項目

  • 開業目的
  • 詳細な事業内容
  • 必要な資金の内訳
  • 収益予測

まずはこの4つの項目を意識して、第3者が見て融資しても問題がないということを納得させられる計画書を作ってください。

仕入れ先を決める

開業をする中で必要な商品や材料、資材は決まっていますか?
事業計画を作成するしっかりと決まった場合はその仕入れ先の選定をしましょう。

仕入れ先の選定方法

仕入れ先を選ぶ基準として下記の順番がおすすめです。

直接メーカーからの仕入れ

最も金額を抑えることができ、長期的に見てもメーカーから仕入れることができるならこの方法が一番おすすめです。

問屋からの仕入れ

メーカーからの仕入れが難しい場合かつ大量に仕入れをする必要がある場合は問屋の仕入れを検討してください。大量注文する場合問屋からの仕入れることでコストを押させることができます。

WEBサイト経由で仕入れ

メーカーから仕入れも問屋から仕入れすることもできない場合はWEBから仕入れをする手段になります。
WEBサイトを調べていると仕入れをするための専門のサイトもあるため
上記2つができない場合はこの方法をとってください。
実績がつけば問屋やメーカーとの直接取り引きもすることができるようになります。

採用活動

開業にあたって、スタッフが必要な場合は採用活動も行ってくださいね
雇用形態から社会保険の準備も行うようにしてください。求人を出すことも検討している場合は
予算によって大きく必要になるコストが変わるので選定をしっかりやりましょう。

届出を出す

これまで説明させていただいた準備が終わったら
最後に税務署に届出を出してください。

提出に必要な届出

  • 開廃業届出書
  • 青色申告承認申請書

この2つを提出しましょう

青色申告承認申請書も出すこと条件面が有利になるので、少し手続きが大変ですが3つとも出すようにしてください。

開業届けの書き方についてはこちらの記事で紹介します。

コストを抑えて開業するために

開業をするうえで、なるべくコストを抑えたいと思う方は非常に多くいます。
前述の通り、コストを抑えたいという思いだけでお客さんもまったくこないように地域に出店をしてもまるで意味がありません。
重要になるのは
お客さんが多くきてくれる地域、物件になるべく安くコストを抑えて開業をすることが重要なポイントです。

その他コストカットをするために、必要な商品や材料をなるべく安く仕入れることや人件費をカットする等でコストを抑えていくといいでしょう。
開業に強い企業に相談することでこれらのコストを抑えながら、店舗の売上を高くする可能性の高い地域の提案をしてくれるので、ちょっとでも悩んだら一度相談をするようにしましょう。

閉店をさせない・成功するために

せっかく開業したのにすぐに閉店をしてしまったお店をたくさん見てきた経験から、開業することにちょっと躊躇をしているという方もいるのではないでしょうか?
閉店をさせないためには、すでに閉店した店舗がなぜ閉店したのか等の分析をすると開業をする上で理解が深まります。

閉店してしまった店舗はエリアのミスや事業計画の甘さ等の分析の甘さが原因ということが非常に多いです。
その周辺地域のお店の状況やユーザーの特性、ニーズにより店舗の相性もあるためこれらのことを判断した上での出店が必須です。

成功するポイント

  • 戦略立案
  • 分析
  • 資金調達

成功するポイントは上記の3つになります。

戦略立案

コンセプトからマーケティングの戦略をたてることが非常に重要なポイントになります。
このお店にはお客様のどのようなニーズを満たしてくれる店なのか、そのニーズはどれくらいあるのか
そのニーズは来店するほどまでに大きくなるニーズなのか?金額は適正な金額かどうやってお客様を集客するのか、集客しなくてもお客はくるのか
集客する場合どのような集客方法をとるべきかなど
このように具体的な事業計画を立てながら、狙ったユーザーが満足のいくサービス、店の雰囲気を作りあげていきましょう。

その他にオープンをする前にプレオープンを行い、実際に店舗を開いて運営しても問題ないか等確認をすることも重要です。

分析

戦略立案と少しかぶりますが、分析も怠らないようにしてください。
分析することとしては、あなたが今回お店を開くジャンルの競合となるお店の分析
出店する地域の分析
ユーザーニーズの分析
商圏調査や導線調査などなど

調査はなるべく行い、店舗を出店しても収益化させることができるという判断ができるまで行うようにすることが必要です。

資金調達

どんなに良いサービスや店舗のイメージができあがっていても
資金がないと良い店舗を開業させることは難しいです。
あなたのイメージ通りの店舗を開業させるために、綿密な事業計画を立てることで資金の融資は大きくなります。
この3つを妥協せずに店舗出店することが成功のポイントとなるのでポイントとして抑えてください。
助成金や補助金をうまく活用しましょう。

ビジネス別の開業について

ビジネス別の開業について具体的に紹介をしていますので、こちらもご参考にしてください。

まとめ

店舗を開業するといっても、店舗ビジネスには多くの種類がありあす。
そのビジネスの内容によって戦略や、分析をすることは変わってくるため、お店を初めてみたいと思う方は一度専門家に相談をすることで、適切なアドバイスからサポートまで行ってくれるので、検討されている方は是非一度ご相談をしてみてください。