開業・経営

トリミングサロンの開業|補助金から必要な手続き失敗しない方法

トリミングサロン開業

トリミングサロンを独立して開業をしたい
でもどうやって開業したらいいのかわからない。開業できてもちゃんと稼げるのか不安
そんな方のためにトリミングサロンの開業について今回は紹介をします。

トリミングサロン開業補助金について相談をするなら今がチャンスです!
少しでも多く補助金や助成金をもらいたい人、開業に失敗したくない人は成功への近道をしましょう。

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トリミングサロンの開業補助金について

  • 創業支援センターを利用する
  • 創業補助金を活用する
  • 若手・女性リーダー応援プログラム助成事業

トリミングサロンを開業するために、資金が必要になることから補助金が必要になるという方がいると思います。
ここでいくつか補助金を受け取るための例を紹介します。

創業支援センターを利用する

地域によっては名称は異なるため、最初に創業支援と地域を一緒に検索をして調べてみてください。
創業支援センターは地域ごとにあるため、融資のアドバイスから事業計画の作成方法までアドバイスをしていただきます。
融資をなるべく多くとりたいと考えている方の場合融資調達が得意な会社に相談をするという手段もあります。

創業補助金を活用する

創業補助金は地域によって用意がされているため
事業を始めようとしている地域名と創業と補助金と入力をして検索をしてみてください。
例えば東京なら東京 創業 補助金 といった形です。
そうすると東京なら、創業助成金(東京都中小企業振興公社)の公式ページがでてくるのでこちらを確認してみましょう。地方独自でこれらが用意されています。

若手・女性リーダー応援プログラム助成事業

東京都内の商店街の活性化につながるための助成金の制度になります。
女性の方で都内の商店街で検討をしている方は是非検討をしていただきたい助成金となります。

参考サイト:若手・女性リーダー応援プログラム助成事業

補助金と助成金の違いについて

補助金と助成金の大きな違いは
補助金は返済する必要のないもので、助成金は返済をする義務があるものです。

関連記事:助成金・補助金が必要な理由!違いから多くの制度を知ることが大切

ペットサロン(トリミングサロン)の開業の流れ

  • コンセプト設計
  • 物件・立地選び
  • 届出の提出

大きくわけるとこの3つのを行う必要があります。

コンセプト設計

まずはコンセプトの設計ですが
ペットサロンといってもどのような形で開業をするかスタイルがあるりますよね。
コンセプト設計をしっかり決めないと、運営をしていく中で方向性がブレてしまいスタッフの混乱を招いたりお客様にもこのペットサロンは何のサロンかよくわからないと思われてしまいます。
まずはどんなお客様に来店してほしいのか、それとも移動型のワゴン車を使うスタイルにするのか等いろいろと考えられます。開業したい地域や目指す店の雰囲気等しっかりと確定させましょう。
その中で事業計画も一緒に行うと融資が必要な場合に役に立つので、このコンセプト設計は手をぬかないようにしてください。
なんとなくで開業して成功するパターンは極めて稀なことです。

開業するスタイルを決める

  • 店舗型
  • 自宅型
  • 移動型
  • 訪問
  • 併設型

ペットサロンにはいくつか種類があるのはご存知だと思います。
種類としては主にこの6つとなり、選ぶスタイルによって初期費用に必要となる金額は大幅に異なります。
現在の自己資金、融資をしてもらえる金額などを踏まえ自分のスタイルあったものを選ぶようにしてください。

初期費用をなるべく抑えたい場合は移動型や訪問型のトリミングサロンを開業して資金が集まってきて、固定客もついてきた段階でお店を構えるというのもおすすめです。

店舗型

店舗の開業といえば、この物件を借りて開業をするという形が多いですよね。
物件を借りて開業することのメリットとしては、設備が整うためトリミング以外にもペットホテル等他のサービスや物販などをして収益を上げるスタイルをもつことができるのがメリットです。
物件によってはそこまで金額をかけずに開くことができるので、プロに適切な物件を探してもらい開くのがおすすめです。

自宅型

最もコストを抑えて開業するならこの方法になりますが
新規のお客様を集客するには向いていないので、あまり大きくお金を稼ぐというには向いていないスタイルになるため、別の業務の副業的な立ち位置でやる方もいます。
ご近所や地域の方との関係性が非常に重要です。

移動

物件は借りずに、ワゴン車等を使って地域を絞らずに移動しながらトリミングを行うすタイツのトリミングサロンです。
メリットとしては、賃貸の場合場所選びに失敗した場合、取り返しがつかないのですが、移動型ならいくらでもトライ&エラーをおこなえるので集客するうえでも実験的にもおすすめです。

訪問型

ペットを飼っている家に訪問をするスタイルです。
場所代金などはかからないため、初期費用も抑えられるメリットがあります。
高齢者やあまり遠出することができない方に需要があるため、このようなスタイルで行うのも良いと思いますが一人で訪問する限界値があるので、収益を大きくするための戦略づくりが重要です。

併設型

皆さんもよく見ることが多いと思いますが、ペットショップや動物病院と一緒にトリミングサロンがありますよね。
どちらの場合もペットを飼っているお客様が必ずくるので集客には困らない可能性がありますが
併設してもらうということになるので、運営方針やコネクションなどによっては併設することが難しかったり、いろいろなしがらみがある可能性があります。

物件・立地選び

店舗型で開業する場合、重要となるのが立地になります。
初期費用が安くても立地がわるければ人がまったくこないため収益をたてることができずすぐに閉店をしてしまうなんてケースも多くあります。
そのためある程度立地や条件を分析して開業する地域を決めるようにしましょう。

人口を分析する

あなたが開業しようとしている地域の人口はどれくらいの人口なのか分析をしてください。
そこからペットを飼っている人の人数など概ね把握することで最大でもどれくらいの収益になるかが見えてくるはずです。
なるべくペットを飼っている人口の多い地域を狙うのがベストです。

競合の分析

あなたが出店しようとしている立地の近くにペットサロンはありますか?
競合が多い地域の場合それだけ競争が激しい地域になります。競合となるペットサロンに勝つためには
独自性をもって開業をし、このサロンが一番良いと思わせる必要があります。
この競争に勝つことができれば収益も安定するため、サービス面など多角的に工夫をしましょう。
競合の多い地域の場合それだけお客様がくる可能性が高い地域ということでもあるので、茨の道ではありますがその中で一番になれば成功に一気に近づくことができます。

アクセスしやすいか分析する

ペットを飼っている方の場合、車をつかって来店するというケースも珍しくありません。
そのため駐車場の完備や車できやすいというのもポイントになります。

周りの施設を分析する

開業する場所の施設に何があるのか見るのも重症です。
周りにスーパーや公園、ペットショップ等多くの施設があればそれだけ多くの人の目に触れる機会が生まれます。
人が多く集まるところを意識し、地域によっては将来大型の都市計画がある場合人流が変わる可能性もあるので、それらを踏まえたうえで検討をしましょう。

このように多くの状況を鑑みてお店を開業させる必要があり、なるべく安く人が多くくるという物件を見つける必要があります。
そのため一人だけでは分析しきれないため、店舗開業を得意とするプロへの相談をする方がほとんどとなります。

手続き・届け出について

トリミングサロンの場合、飼い主の方からペットを預かるため、開業にあたり届出を出す必要があります。

必要な届出

  • 動物取扱業(第一種動物取扱業)
  • 開業届け
  • 青色申告届け

第一種動物取扱業

動物を扱う業種の場合、必須の届出となり
この届出を提出しないと、開業をすることはできません。

提出方法は、地域の管轄ごとにある保健所に問い合わせを行い提出をする形になります

第一種動物取扱業から第一種動物取扱業登録申請書をダウンロードをすることができるため、ここから記載をして提出をすることが可能です。

この届出は自宅で開業する場合でも必ず必要となる資格になります。補足となりますが出張・訪問型の場合なら必要ない場合もありますが届け出としてとっておいた方がいいでしょう。

動物取扱責任者資格の取得には、都道府県が主催する講習会を受け申請を行うことで登録することができます。
その後営業所に動物取扱責任者の資格を取得したことが登録されるので、営業が開始頃に動物取扱業登録証に事業所にお客様が見えやすいところに掲示するようにしておきましょう。

詳細については環境省の公式HPから確認をすることができます。

開業届け

トリミングサロンに限らず、開業する場合はどの業種でも必ず必要な届け出になります。
開始1ヶ月以内に開業届けを提出するようにしましょう。

青色申告届け

必須ではありませんが、申告をすることで助成金をうけれたりするので、申告しておくのがおすすめです。

必要な資格

トリマーとしてなら、必ず必要なものはありませんが、店舗の開業をするなら必ず必要になる資格があります

動物取扱責任者資格

事業所に動物を取り扱うなら、動物取扱責任者が1名以上が所属している必要があります。

取得方法

取得するためには。トリミングスクール等で取得できる資格となる。「保管」の種別をカバーする資格が必須となります。

要件として

イ 営もうとする動物取扱業の種別に係る半年間以上の実務経験があること。
ロ 営もうとする動物取扱業の種別に係る知識及び技術について一年間以上教育する学校その他の教育機関を卒業していること。
ハ 公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験によって、営もうとする動物取扱業の種別に係る知識及び技術を習得していることの証明を得ていること。  

第一種動物取扱業/動物取扱責任者

上記のような要件となり、早く取得するためには「ハ」の「公平性及び専門性を持った団体の資格を取得していること」をカバーすることで取得できます。

これは

愛玩動物飼養管理士

愛犬飼育管理士

これらの資格を取得すれば動物取扱責任者資格の認定を受けることができます。

必要な資金

ペットサロンの開業をする中で必要となる資金として
スタイルによって大きく異なりますが。店舗型にして、設備や内装等の初期費用を考えると1,000万円前後の金額がかかる可能性があります。

内装工事と費用相場の費用相場の例

  • 敷金:30万円
  • 家賃(半年分):180万円
  • 礼金(1ヶ月分):30万円
  • 仲介手数料:30万円
  • 内装工事費費用:500万円
  • 設備費用:30万円
  • 広告宣伝費用:20万円
  • 消耗品:10万円
  • 運転資金:120万円

例となりますが、初期費用でこれくらいかかるパターンもあるという参考程度にみてください。
家賃が30万円より安い物件はたくさんありますし、内装費用によってはもっと金額が掛かる可能性もあります。
最初のうちは利益もなかなかでてこないと思いますので利益がでるまでは、あなた自身の生活費用もこの金額にいれて月のランニングコストにいれておくといいでしょう。

そのため生活するための資金も別に用意はしておくことも重要です。

開業で失敗するケース

開業で失敗するケースとしては
開業の前段階で、コンセプト設計が曖昧で運営方針がブレてしまうというパターンや
価格設定を安くしすぎた結果、収益の回収をすることができない
開業した店舗の立地のミスをしてしまうなどが失敗するケースとしてあります。

まとめ

いかがでしたか?今回あはトリミングサロンの開業の流れについて紹介をさせていただきました。
これからトリミングサロンの開業をしたい。悩んでいるというかたは是非参考にしてください。

出店する店舗や地域に悩んでいる方は新規店舗の開業を得意とする会社に一度相談をしてみましょう。
事前の戦略設計から、集客方法で大きく収益は変わるので、勢いで開業するではなく慎重に開業をしてください。