開業・経営

プレオープンの意味|目的と料金、オープンとの違いについて解説

プレオープン

はじめまして!
店舗開発から一貫してサポートをしているクルー編集部です。
今回は新しくお店を開業したときや、業態を変更したときに使われる「プレオープン」の意味や目的について紹介します。

プレオープンについて

プレオープンの意味はオープンをする前にオープンをする、試験営業です。
英語でプレオープンはpre-openといいpreは「事前」という意味になり直訳なら事前に開くといっった意味になります。
プレオープンは飲食店で実施されることが多くありますが、飲食店以外にも実店舗ならプレオープンをすることができます。
ただ通常プレオープンには目的をもってやるものになるので、特に目的がない場合なら行う必要はありません。

期間

プレオープンの期間は1日~3日ほどとなり
長い期間プレオープンをすることはあまりありません。

オープンとの違いについて

プレオープンは、一般のお客様を対象に本番と同様の試験をしたり、お世話になった人や知り合いを招待をして行うこともあります。

グランドオープン

グランドオープンはそのままの意味となり正式に開店をしたときに使用がされるものです。

レセプション

レセプションの意味としては、開業までにお世話になった方たちに向けて行うお披露目の場となります。
感謝する場を設けるときにつかいます。
またプレオープンをレセプションとして実施するということもあります

料金設定

プレオープンをする場合の料金は通常の金額ではなく、無料にしたり安くしてプレオープンをすることが主流となります。ただしメリットとデメリットもあるのでこの点を見極めて料金の設定をしましょう。

無料・半額にするメリット

メリットとしては宣伝効果が高いという点です。
宣伝効果がたかいため多くの新規のお客様が来店してくれる可能性が上がります。

デメリット

デメリットとしては、単純に値下げをして商品や料理の販売をすることになるので赤字スタートになる可能性があります。(この赤字を宣伝費用として見るなら問題はありません。)その他にもイレギュラーの無料や半額の提供にすることからレジの練習にはならないというところもデメリットです。
そして金額が安くて満足をした声という可能性もあり、正確なお客様の声を聞くことが難しくなるというデメリットがあります。

通常料金で行うメリット

通常料金で行うメリットとしては、そのままの通常価格になるので赤字になる可能性が低くなり、開催期間も長くすることができます。
本番のオープンと同じ状況のため練習として適していてお客様からの声もそのままの声を聞けるという点がメリットです。

通常料金のデメリット

通常料金で行う場合のデメリットとしては、プレオープンという訴求だけになるため
宣伝効果としてはほとんどなくお客様があまりこないという可能性があります。

メリット

  • サービスの向上
  • お客様の声を聞ける
  • 反省点・課題点が明確化する
  • 宣伝効果がある
  • オープン前に、お世話になった人へのお礼ができる

メリットとしてこのようなメリットがあります。
サービスの向上については、プレオープンの目的について詳しく解説をします。

プレオープンの目的について

  • 従業員・オペレーションのトレーニング
  • 不備の発見
  • 設備や備品の最終確認
  • 宣伝効果

目的としては上記の目的が主に挙げられます。

従業員・オペレーションのトレーニング

プレオープンをする目的として、実際オープンしたあとも問題なく対応ができるか試験的な意味と従業員のトレーニングになります。
想定をすることはできますが、実際のお客さんがくるのとでは想像と大きく異る可能性があります。
そうすることで改善点を見つけたり、現場のトレーニングにもつながるため試験的に実施をすることが狙いです。
このことからプレオープンをする場合は本番と同様の形で営業をすることを意識して実施をしましょう。
プレオープンをすることで新たな改善点が見つかるはずです。

不備の発見

完璧に準備が完了したと思っていても、実際始まってみたところ
足りないものや、不備の発見をすることができます。
上記の従業員やオペレーションのトレーニングと一緒に見つかるので、不備となる可能性があるものは洗い出しをしておきましょう。

不備が起こらないためのチェックポイント

・来店したお客様の案内
・お客様対応
・バックヤードのオペレーション
・会計対応
・片付け・掃除の対応

これらのポイントを踏まえ、問題なくスムーズにオペレーションをすることができるか確認をしてみてください。
少しでも、懸念点があるようなら本番のオープンが始まる前になるべく改善するように手をつくしましょう。

設備や備品の最終チェック

設備や備品が問題なくあるかも、オープン前に最終チェックをしましょう。
プレオープンをすることで、以外とこの備品が足りない、商品の売れ行き次第ではもっと必要になる材料がわかったりします。
急に備品が使えなくなった場合なども想定して予備を確保しておくともしものときに慌てずに済むので
対策できることはなるべくおこなうようにしましょう。

宣伝効果

プレオープンをすることで宣伝効果も期待することができます。
例えば地元地域の住民の方を招待しSNSで宣伝をしてもらったり、新聞社やメディア関係者の方を招待できるようなら、これらの方に宣伝をお願いし店舗のPRをしてもらい、オープン後の来店促進を狙うことができますね。

特に近隣の住民の方に満足をしてもらえれば、口コミが広がり地元の方に通っていただけるようになる可能性が高くなります。
そのためプレオープンは気合を入れてお客様を満足することも心懸けることがおすすめです。

プレオープンをする前の準備

  • 従業員への指導・研修
  • 設備業者に声をかけておく
  • トラブルへの備え
  • プレオープンの宣伝

従業員への指導・研修

自分ひとりだけで開業をする場合なら、指導や研修の必要はありませんが。
プレオープン前に従業員に対して、対応するための指導や研修は済ませておきましょう。
しっかりと研修をしておかないと、せっかくお店をオープンしてもお客様に不快な思いをさせてお店にまたきてくれるということがなくなってしまいます。
接客の仕方からオペレーションまでお店がしっかりと回るように何度も研修と指導をするようにしてください。

設備業者に声をかけておく

飲食店なら料理を調理するための設備など多くの設備を使用することになります。
急なトラブルがおこる可能性もゼロとはいいきれないため、そのようなトラブルがあったときにすぐに業者にきてもらうように、お願いをしておくことがおすすめです。

トラブルへの備え

上記の設備のトラブル以外にも
在庫が足りなくなったり、従業員のミスが発生したりと何かしらのトラブルが起こるはずです。
考えられるトラブルは予めあらいだしておき
そのようなことが合った際の対処方法を考えられるだけ考えておきましょう。

プレオープンの宣伝

せっかく、プレオープンをするなら事前に宣伝をするようにしましょう。
ただし金額を無料にするなどにして宣伝をすると想定より多くのお客様がきてしまい
店舗がまわらなくなってしまい、初めてきたお客様に不満をあたえお店の評判が悪くなってしまう可能性があります。
そのため大々的な宣伝を目的とするより、オープン後にたくさんの人がきてもらうための準備という位置づけで宣伝活動を行いましょう。

プレオープンをする流れ

  • 日程を確定させる
  • 招待客を決める
  • 提供するメニュー商品を決める
  • 宣伝する

失敗しないためのポイント

  • 招待客を厳選する
  • 2回に分けてテスト実施
  • 事前準備を入念に行う
  • 本気の料理、商品を提供する
  • アンケートの用意
  • 次の来店施策の用意

まとめ

いかがでしたか?

今回はプレオープンについて解説をさせていただきました。
プレオープンをするメリットは大きくありますが、準備を怠って実施をするとマイナスなデメリットになることもあります。
そのため入念に準備を行いきていただいたお客様に喜んでもらえるように準備を行いましょう。