看板に純喫茶と書いてるお店と喫茶店と書いているお店があるけどこの違いってなんなの?って疑問に思うことがある方はいるのではないでしょうか?
カフェの開業との違いについて知りたいという方向けに紹介をさせていただきます。
純喫茶と喫茶店の違い
純喫茶と喫茶店の違いは、喫茶店でも昔は過激なサービスが多くあったことにより、コーヒーや軽い食事のみを目的としている店のことを純喫茶というよういになったのが始まりとなります。
そのため純喫茶のお店は大正時代や昭和なレトロな雰囲気の喫茶店が多くあります。
逆に大正時代や昭和頃の過激なサービスのある喫茶店はもうなくなっていることから明確には違いとしては現在は得にないといっていいでしょう。
下記にウィキペディアより喫茶店と純喫茶について記載がされている内容も記載します
純喫茶について
純喫茶については下記、ウィキペディアより引用いたします。
純喫茶(じゅんきっさ)とは、酒類を扱わない、純粋な喫茶店のこと。酒類を扱い、女給(ホステス)による接客を伴う特殊喫茶(カフェー)に対してのレトロニム的な呼称。
ウィキペディアより
歴史
「カフェ#日本のカフェ」および「カフェー (風俗営業)」も参照
明治時代には「ミルクホール」が知識人たちの社交の場であった。明治末期にはコーヒーを中心に提供する「カフェー」と名乗る店舗が誕生したが、接客係の女給を置いたことから、夜には主に酒類を出し、隣に座る女性に客がチップを払うといった、現在のスナックやクラブのような業態へと変質していった。こうしたカフェーは喫茶店とも呼ばれ、関東大震災以降に隆盛を見るようになったが、一方で酒類を扱わない本来の意味での喫茶店も一般的な存在となっていった。
こうした風俗営業的なカフェー、喫茶店は1929年(昭和4年)の「カフェバー等取締要項」、1933年(昭和8年)の「特殊飲食店取締規則」により規制の対象となり、酒類とホステスによるサービスを主とする業態を「特殊喫茶」、接客の伴わない喫茶店を「純喫茶」と区別するようになった。
1955年(昭和30年)ごろから1975年(昭和50年)ごろまでは、「純喫茶」と名乗る喫茶店が各地に多数あった
喫茶店について
喫茶店とは、コーヒーや紅茶などの飲み物、菓子・果物・軽食を客に供する飲食店のことである。 コーヒーや紅茶などの飲み物を提供したり、ケーキ、茶菓子 等の菓子や、フルーツを用いた甘味や、サンドイッチ等の軽食を提供する飲食店である。
ウィキペディアより
呼称
「喫茶きっさ」とは、元々は鎌倉時代(源実朝の時代)に中国から伝わった茶を飲用し効用を嗜む習慣や作法を指す言葉である。なお、喫茶の「喫」は「茶を喫のむ」という意味である。
現在では「喫茶」は緑茶に限らない。紅茶、コーヒー、さらには果汁や清涼飲料水など、これらを飲み、菓子を食べることを「喫茶」の概念に含める。喫茶店は、俗に略して「茶店さてん」とも呼ばれる。近年の口語では「お茶する」などともいう。
日本では、フランスのカフェを意識した店舗などを中心に「カフェ」と呼ばれることも多くなってきた。また、見晴らしの良いテラスにて「カフェテラス」を行っているところもある。ヨーロッパ風の店を「ヨーロピアン・カフェ」、イタリア風の店を「イタリアン・カフェ」と呼ぶ事もある。英語流に呼ぶ場合、特にコーヒーを主力商品とする場合「コーヒーショップ」、紅茶を主力商品とする場合は「ティーハウス」「ティールーム」などとも呼ばれる。中国茶を出す店は「茶館ちゃかん」などと、呼ばれる事が多い。
こうした豊富な語彙が使われるようになったので、「喫茶店」という言葉をあえて使う場合、フランスの「カフェ」や米国のコーヒーショップや中国風「茶館」とは少し違った、日本での大正・昭和などの歴史を踏まえたスタイルのもの、という意味を込めて使われていることがある。
喫茶店とカフェの違いについて
純喫茶(喫茶店)とカフェの違いになりますが
違いのポイントは下記の通りとなります。
提供する食事
喫茶店営業許可のみしか取得していない喫茶店の場合、単純な加熱した料理しか行うことができません。
喫茶店に行ったことがある方なら分かると思いますが、コーヒー以外に選べる料理がお菓子やケーキ程度しかない理由はこれが理由となります。
そしてカフェの場合飲食店営業許可を取得しているため、調理をすることができるため手のこんだ料理もあったりします
アルコールの提供について
違いとして一番わかりやすいポイントとなります。
お酒(アルコール)の提供をしていたら、そこはカフェです!
喫茶店の場合はアルコールの提供を行うことができません
設備要件の違い
カフェと喫茶店は営業許可の種類も異なり、飲食物以外にも営業するために必要なものも異なってきます。
喫茶店を開業する場合は、店内が衛生的に清潔で、給水と汚水処理がしっかりと分かれていれば問題なく営業を行うことができます。
カフェの場合は喫茶店の営業に必要な上記の条件にプラスして、冷蔵設備やお客様用のトイレや洗浄設備などが必要となります。
カフェの場合飲食店の開業と同様の飲食店営業許可を取得するため、飲食物を衛生的に保管することができる設備が必要となります。
上記のようになります。一言で表すなら
カフェは飲食店営業となり喫茶店は喫茶店営業となります
喫茶店の歴史
喫茶店の歴史として
喫茶店が急激に増えた時期は1929年に取締令が発令された頃からです
戦争により影響を大きくうけはしたものの、戦後からは様々な種類の喫茶店ができあがるようになりました。
純喫茶・喫茶店の開業の流れ
純喫茶の開業をする流れとしては
カフェの開業と同じような流れで開業をすることができます。
ただ喫茶店の場合カフェとは異なり調理の必要がないので飲食店営業許可申請などは必要はありません。
重要となるのがどのジャンルにもいえることですがコンセプトの設計と物件選定となります。
そして土台作りが完成したら、店舗設計・店舗デザインにも比重を起きファンを獲得することができる魅力あるお店を開業しましょう。
その他にも喫茶店の場合はこだわりのコーヒーの提供もあると権威性も高いお店になりいますのでコーヒーについての資格も取得するといいでしょう。