ピザといえば海外でも日本でも人気ですよね。
日本の場合ピザといえば有名なピザ屋のイメージが大きいですが、個人でやるのとフランチャイズでやるのはどっちがいいのか疑問に感じる方も多いと思います。
今回はピザ屋で開業をするための方法について解説します。
目次
ピザ屋の開業について
まずはピザ屋の開業を決意してから、ピザ屋を開業するための流れについて解説をします。
ピザ屋の開業は飲食店の開業と主に流れは一緒になり、必要な資格や届け出も同様となります。
開業計画・戦略
ピザ屋の開業をするためにはまず行うこととして、開業するための計画から戦略などコンセプト設計を行いましょう。
このときに事業形態をどうするかも決めます。
フランチャイズ加盟をするのか個人で行うのか、各メリット・デメリットがあるのでその点も検討しながら決めるといいでしょう。
開業計画、開業戦略を固めたら、事業計画の作成等を始めましょう。
業態を決める
開業するにあたり。ピザ屋の業態には複数検討できるものがあります。
デリバリー型
ピザ屋といえばデリバリーというイメージも強いですよね。
配達をするということになるので、一人で開業をするには向いていない形態です。
そして有名なピザ屋さんが多いことから個人で参入する場合は障壁が大きいというデメリットがあります。
メリットとしては、バッシングや接客をする必要がないということになりますが、配達人員を揃えたり移動のトラブルなどリスクも大きくなります。
移動販売型
人数が少なくても営業がしやすい移動型販売は個人で開業をするにはおすすめの開業です。
スペースもあまり取らず初期費用も実店舗の用意をする必要がないため、比較的リスクが少なくなるべく費用を抑えて、軌道にのったら店舗をつくりたいと思っている方に向いている業態です。
実店舗型
実店舗型は初期費用が大きくかかり、立地選びなどを失敗すると取り返すことができないこともあります。
ある程度認知度が高く、立地も良ければ、安定的にお客様が来店してくれることになるので
軌道にのればこの中では最も安定的に収益を獲得することができます。
また実店舗型の場合はファンも増えやすいというのも特徴の一つです。
市場規模について
現在ピザの需要は増えてきており。市場規模として約2,600億円と、ここ数十年の間で何倍も拡大傾向にあります。
特に新型感染症の影響によりデリバリー系のピザは大きく伸びました。
その他では本格的なピザを提供する店の増加やデザートピザ等ピザの種類も拡大傾向にあります。
その他にも窯をうまく活用して別の料理に応用をしたりと飲食店としてうまく活用をする飲食店もあります。
必要な資格
- 防火管理責任者
- 食品衛生責任者
ピザ屋の開業をするために必要となる資格は飲食店の開業をするのに必要となる資格と同様にになります。
必要な申請
開業するための開業届けの他に
消防署や保健所への申請をおこないます。管轄となる地域によって開業する店舗の制限が合ったりする場合もあるので、店舗開業をする場合は管轄地域の保健所などでよく確認をして開業を進めましょう。
必要な初期資金
開業に必要となる初期費用として条件によって異なりますが
平均的に1000万円前後の費用が必要になります。
居抜き物件やデリバリーを中心にすれば初期費用を抑えることができるので、その点も検討するといいでしょう。
初期費用の例
- 物件を取得するための費用:200万円前後
- 店舗投資費用:800万円前後
- その他備品100万円前後
上記はあくまで例となりますが、物件取得をするために条件の良い地域なら100万円以上の金額が最初にかかり、その他店舗の内外装の施工をするためにも大きく費用が必要となります
原価について
ピザを作る上で材料費が必要となります。
特にメインとなる生地は小麦粉が重要となるのですが、小麦粉は海外から仕入れる形となり
毎年小麦粉の価格は変動をします。
そのため小麦粉の価格が高くなると原価率も悪化をするという小麦粉に依存をするといったデメリット
その他にもこだわるために海外産のチーズや生ハムなどこだわればこだわるほど原価は高くなり、経営の圧迫につながります。
人件費について
人件費用は雇うスタッフをどれくらい稼働させるかで金額は異なります。
また宅配ピザを行う場合、一人が1時間あたりで配達できるのはよくても2軒程度です。
人件費の比率が例えば25%ほどだとすると時給1000円なら雇うことで1時間で4000円の売上を作れるという計算をすることになります。
そうすると炊きはいピザの場合はピザの原価で調整をせざるをえなくなりますね。
これらのバランスを考えた上でスタッフを雇うか検討をするようにしましょう。
広告費について
広告費用は集客をするために必須となる費用となります。
何もしなくてもある程度の集客ができるという場合ならそこまでやらなくても問題はないのですが
特に最初のオープン前は誰も知らない状態です。
そのためなるべく多くの人にしってもらうために広告を活用します。
広告費用のかけ方もただ適当に広告をつかえばいいというわけではなく、どのエリアにどのターゲットに対してしってほしいかを絞り広告を活用してください。
広告を上手く使わないと意味のない費用になってしまうため、不安な場合はプロと相談をしながら進めるといいでしょう。
フランチャイズと個人はどっちがいい?
ピザ屋の開業といえばフランチャイズのイメージが強くありますが、フランチャイズ店とメリットの大きい契約がしやすいです。フランチャイズの最大のメリットとしては経営をノウハウを手に入れることができます。
フランチャイズによって、縛りや、ロイヤリティなどフランチャイズによって異なるので
フランチャイズを検討している場合は、複数に検討をするといいでしょう。
フランチャイズの場合、個人で開業するのとは違いある程度規約があるので自由度という面では個人には劣ります。こだわりのピザを提供したいという考えや自分で好きに営業をしたいと思っている方は個人開業がいいでしょう。
失敗するポイント
- 分析不足による失敗
- 差別化による失敗
- コンセプトの失敗
分析不足による失敗
失敗する原因として一番にあるのは分析不足による出店です。
分析とおおまかにいっていますが
これは立地の分析から競合の分析、出店戦略の作成などさまざまな意味の分析が含まれます。
この分析を怠ることで失敗する可能性が上がってしまうため、コストをケチらずなるべくプロと相談をしながら立地決めや分析をおこないましょう。
差別化による失敗
ピザ屋といっても、ピザ屋にはいろんな種類のピザ屋がありますよね。
多くのピザ屋がある中で、あなたのピザ屋にしかないもの、あなたの店独自のものを見出し差別化を図りましょう。
まったく同じ値段、まったく同じ味のピザなら新店舗より安心感のあるピザ屋に顧客は奪われてします。
ですが、この差別化もただ奇をてらえばいいというわけではありません。
ニーズがあるうえで差別化を図りましょう。
コンセプトの設計
最初に決めるコンセプト設計ですが
このコンセプト設計を間違えないようにしましょう。
まったくニーズのないコンセプトだと、誰にも求められていないピザ屋の出来上がりです。
初めてしった人がきたくなるようなコンセプトのピザ屋をイメージしながらコンセプト設計をたてて行きましょう。