開業・経営

コインランドリーを開業!必要な費用と失敗しないポイントを解説

コインランドリー開業

コインランドリーのを経営する方は近年非常に多くなっています。
その中でも経営で失敗する人、成功する人などと大きく分かれてしまいます。
今回はは失敗しないためのコインランドリーの開業・経営をするための流れについて紹介をします。

コインランドリー開業の流れ

コインランドリーには大まかに、個人とフランチャイズ、販売代理店を使って初めるという開業があります。
まずは開業の流れを解説します。

個人経営で開業する流れ

  • 立地調査・商圏リサーチを行う
  • 資金・収支計画の作成
  • 間取りやレイアウト
  • 設備導入をする計画
  • 賃貸契約
  • 内装外装の施工
  • リース(レンタル)契約
  • 備品・設備の購入
  • 宣伝
  • 開業

コインランドリーの開業は土地の活用から、初心者から未経験でも初めることがしやすい開業の一つです。
個人で開業を行う場合は、立地の調査を行い、競合となる店舗の確認、お客様が来店する見込みがどれくらいあるかなど商圏リサーチをする必要があります。
その際、一人のちからだけでは立地調査から商圏リサーチまで行うのは難しいため、プロの方に相談をして立地を決めるのがおすすめです。

開業に向いていそうな地域が決まったら、資金計画や収支がどれくらいになるか多くのシミレーションをしていきましょう。
この計画の確度が高いと融資も受けられやすくなり、この融資の金額によって設備のグレードも変わってくるので計画をしっかりと作ってください。
その後店舗の運営の詳細に考えていきます。
洗濯機と乾燥機をどれくらい設置するのか、ランドリー機器、種類やサイズなどなど
多くのことを想定し計画をたてていきましょう。

おおまかに出来上がったら、コインランドリーを開店するためのスペースを借り、施工を行います。
内装と外装の工事も行うので、なるべくスケジュールは把握しておくようにしましょう。
施工が修了した後にランドリーの設備やリース、備品を揃えます。
初期費用としては大きな金額となるので、高額なものはリースで行うのがおすすめです。
これらの用意が完了したら
コインランドリーがオープンするということを、広告等を活用し近隣の住民に認知をさせるための用意をしましょう。
ポスターやWEBなど広告の活用方法は多岐に渡るため、何も最初はわからないという場合は集客を得意としたプロを活用するのがおすすめ。

最初のうちはオープンキャンペーン等を行い新規のお客様を呼び込むためのイベント等を実施するといいでしょう。

フランチャイズで開業する流れ

  • フランチャイズ先に相談
  • 立地調査
  • 計画書の制作
  • 費用の見積もり
  • 店舗の施工
  • 開業・集客準備
  • 開業

フランチャイズで開業する場合は上記のような流れとなります。
コインランドリーチェーンの場合ノウハウの蓄積や調査まで行ってくれるため
個人で開業するより敷居が低くなります。
初期費用は個人で開業するよりかかりますが、クレーム対応をしてくれたり、調査やサポートまで行ってくれるので、失敗のリスクも個人よりは少なく、必要となる工数もかからないため
片手間の副業として始めたいという方におすすめです。

フランチャイズ先に相談

フランチャイズに相談する場合は、複数同時に相談を行ってください。
フランチャイズによってサポートの内容や条件が異なってきます。
あなたに適しているフランチャイズ先をまずはみつけましょう
ポイントとして
開業後のフォローやサポート体制の内容、実績等
あらゆる面で検討をして選定しましょう。

立地調査

コインランドリーで肝となるのが、立地です。
個人で開業をする場合も同様に重要となりますが、フランチャイズの場合フランチャイズ先で立地調査の相談など無料で行ってくれたりします。
フランチャイズ先によっては現地調査まで行ってくれるので、この点も加味しながらフランチャイズ先を選ぶのも良いですし、立地選びが得意な業者に頼むのもいいでしょう。

計画書の制作・費用の見積もり

立地調査を行い、フランチャイズ先から売上の予測や収支計画をいただけるので、それを見て開業の判断を行います。

調査結果から店舗のデザインと店内機器の選定からレイアウトまで提案を貰えるフランチャイズ先もあるので
この点もフランチャイズ先と相談して進めるのがベターです。

店舗の施工

店舗の施工ではコインランドリーに必要となる機器の準備や内外装の施工を始めます。
コインランドリーの機器は専門的な機器になるので、使い方からメンテナンス方法等よく理解をするようにしてください。

開業・集客準備

開業準備として店の備品以外にもお店にお客様がくるように広告だしましょう
広告はチラシの配布や、WEB広告を活用するという手段が考えられます。
フランチャイズ先からもサポートがあるため、これも相談して集客をしましょう。

開業

準備が完了したら開業です。
開業から今度はコインランドリーの経営をしてくことになり
コインランドリーで収益を得るためにこれから毎日試行錯誤をしながら多くのお客様に使用してもらうために試行錯誤をしていきます。
困ったときはフランチャイズ先に相談をするといいでしょう。

販売代理店を使った開業について

販売代理店を使うというのはコインランドリー業界ならではの開業方法です。
コインランドリーに使う機器のメーカーの販売を行っている代理店かメーカーが開業のサポートを行ってくれます。
フランチャイズと比較すると規模としては小さくなってしまいますが
フランチャイズとは異なりロイヤリティ等が発生しないというのが大きなポイントです。
開業サポートもあり、フランチャイズより劣るといったものでもないので、素早く動きたいという方におすすめの開業方法です。

必要な資格と届出について

必要な資格

必要な資格は絶対にこの資格が必要といったものはありません。
ただしコインランドリーと一緒にクリーニングも行うことを想定されている場合は、「クリーニング師資格」という衣類を預かる場合に必要な資格が必要となります。

必要な届出

コインランドリーの開業するために必要となる届出として
地域保健所の認可が必要となります。管轄の保健所に申請し、保健所の担当者がその店舗のチェックを行い検査をしてくれます。
そのため店舗の内装や機器の設置などしっかりと行いましょう。
各市町村のHPから申請書をダウンロードでき、施設の平面図とともに届出を提出する形といった流れとなります。

必要な費用について

コインランドリーの開業をする場合
初期費用としては居酒屋等の開業より多くの費用が必要となります。

コインランドリーの開業では機器代金から内装の設備、基礎工事などこれらの費用だけで2000万円以上と比較的に高額な資金が必要です。

初期費用について

  • 初期費用:3000万円~4000万円

コインランドリーを経営するために必要な資金として
更地から開業をする場合は4000万円ほどの初期費用がかかります。
初期費用の30%ほどは自己資金でまかない残りを資金調達するといった投資家の方が多く、ある程度の資金力は必要となります。

洗濯・乾燥機器代

  • 洗濯機(ドラム式):50万円~200万円前後
  • 洗濯機(縦型):30万円前後
  • 乾燥機:100万円前後
  • 洗濯乾燥機:250万円前後

初期費用として大きくかかる金額は洗濯機等の機器代金がもっとも費用としてかかります。
ドラム型の洗濯機の場合大きな金額となるので、資金と相談しながら検討をしてください

高額なものもあり、これらはリースをして費用を抑えるという手もあります。

台数については業者やフランチャイズに相談して決めるといいでしょう。

設備・内装工事費用

  • 設備内装工事費用:1000万円前後

工事を依頼する業者により金額は大きくことなります。
電気工事から内装工事などの工事が必要です。

維持費用

  • 水道光熱費
  • 家賃
  • 人件費
  • 雑費
  • 売上の20~30%前後が維持費としてかかることが多い

コインランドリーを維持するために費用がかかります。
ランニングコストと売上を鑑みながら売上をアップするために日々思考錯誤をしていきましょう。

これらの金額は店舗の売上や家賃によって費用は異なってきます。
開業後に経営をする上でこれらのことも考えて運営をしましょう。

コインランドリー開業で失敗しないためのポイント

最後にコインランドリーの開業で失敗しないためのポイントを紹介します。

立地・市場調査の分析

コインランドリーを開業する上で立地選びを間違えると失敗に直結します。
そのため立地選びには市場調査から徹底的に行い立地を間違えないようにしましょう。

コインランドリーの場合集客できる範囲は2キロ程度となるので、地域の人に寄りそえる立地選びが需要です。
コインランドリーの開業する中でおすすめの立地は下記のようになります。

世帯数の多い立地

アパートやマンションが大量にあるベッドタウンのような立地に建てるのがおすすめです。
コインランドリーは一人暮らし以外にもファミリー層もつかいます。
そのため単身ばかりがいる立地などにこだわる必要はなく、とにかく世帯数が多い立地をまずはポイントにしてみてください。

商業施設やスーパーがある立地

家族が多くくるような立地もおすすめです。
これらは時間つぶしができる施設が多くあり。多くの人の目に触れ利用されることが多くなります。
大型商業施設に設置するというコインランドリーもあるほどです。

駐車場スペースを作る

大量の洗いものや布団など大きなものを洗濯したいとき、一人がもっていくのは難しいということから車でコインランドリーに来るという人は多くいるため
利用しやすいようになるべく広く駐車場スペースを用意するようにしてください。
大きすぎても無駄なスペースになるので、適切な広さにするようにしましょう。

事業収支を作成する

開業をする前に事業収支を作っておくことは非常に重要です。
どれくらいの売上があれば、問題がないのかなど、精度を高くシミレーションをして事業収支をつくっておきましょう。

事業収支を適当に作ってしまうと、後々大変なことになるのでしっかりと作成をしてください
よくわからないという場合はプロやフランチャイズの方に相談をしましょう。

まとめ

いかがでしたか
今回はコインランドリーの開業の流れから失敗しないポイントについて紹介をさせていただきました。
コインランドリーを開業した後は経営をするといったことになります。
最初はうまくいっても経営戦略を失敗すると収益がなくなるといった可能性もあるので
気をぬかずに運営をしていきましょう。