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GL|建築の図面で見る記号の意味を解説

GL

図面を見ている時、GLというアルファベットが書かれていて、なんだこの記号はって思ったことがある方もいるのではないでしょうか?
または店舗を新しく建てる方の場合、業者さんから「GLはいくつにします?」と聞かれたらなんのことだかよくわからないということも。。

今回はGLについて解説をします。

GLとは

GLはGHともいわれ、地盤面の高さ、設計地盤のレベルのことを指していきます。
GLは略称となり
Gはグラウンド(Ground)
Lはレベル(Level)
グラウンドレベルといい、GHはグラウンド・ハイの略称です。
この地盤レベルは特に書かなくてもいいのでは、と思う方もいるかもしれませんが、店舗開業の際新しく新築するときは元からあった地盤を削って建てる場合から、低くせずに逆に盛土をして建物を高くするというということもあります。
そのため、新しく建設をするという際、地盤レベルはこの位置を考えているという表記がされます。
開業をする際に使用することがないかもしれませんが、いざという時に使うこともあるかもしれないので頭の片隅にいれておくといいでしょう。

建築基準との関係

建物の高さは建築基準法の建築基準法令第2条1項六号に規定されていて



二 建築面積 建築物(地階で地盤面上一メートル以下にある部分を除く。以下この号において同じ。)の外壁又はこれに代わる柱の中心線(軒、ひさし、はね出し縁その他これらに類するもので当該中心線から水平距離一メートル以上突き出たものがある場合においては、その端から水平距離一メートル後退した線)で囲まれた部分の水平投影面積による。ただし、国土交通大臣が高い開放性を有すると認めて指定する構造の建築物又はその部分については、その端から水平距離一メートル以内の部分の水平投影面積は、当該建築物の建築面積に算入しない。

昭和二十五年政令第三百三十八号
建築基準法施行令


このようなことから平均GLは建築物が周囲の地面と接する位置の平均の高さの水平面になります。

GL以外にも他の用語としてFLというアルファベットもつかわれるためFLについても次の記事で解説をさせていただきます。

GLの使われ方

GLが使用する理由は建築基準法に定められているからという理由もありますが、基準の高さを決めることでフロアの床の高さなど明確化させることができるという点にもあります。
図面上でGLを基準賭する場合、100mの高さが上がる場合GL+100mmとして表記がされます。

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