サウナ専用のお店を開業したいと考えている方向けに
今回はサウナの開業の方法について紹介をさせていただきます。
近年は新型感染症の影響で銭湯にあるサウナ浴場が使えなくなってしまったという方も多いはずです。そのためこれからの時代個室で使えるサウナを開業しようと考える人も多いはずです。ただどうやって開業をしたらいいのかわからない、物件を見つけることができない方たちの悩みを解決させていただきます。
目次
サウナを開業する流れ
サウナを開業するためにはまずどのようなことをやっていくか順番に解説を行っていきます。
サウナのコンセプトを決める
サウナを開業すると決めたら、どんなサウナを作りたいか考えてみてください。
どんな人に使用をしてほしいサウナなのか、サウナのお店の雰囲気などなるべく具体的に決めておくことがおすすめです。
サウナの種類を決める
コンセプトと一緒にどんなタイプのサウナを開業するかを決めます。
いくつかサウナの種類の例を紹介します。
ソロサウナ(プライベートサウナ)
ソロサウナは個室サウナとなり一人でゆっくりサウナを楽しみたい人にぴったりのサウナです。前述した通り近年は新型感染症の影響で蜜になる空間を避けたいという方や、銭湯に併設されたサウナが使えなくなったことから、このソロサウナは非常に人気で話題となっています。
関連記事:ソロサウナの開業!儲かるための経営戦略から個室サウナに必要な開業資金を解説
テント型サウナ
アウトドア好きな人たちにピッタリのサウナとなり
テントでサウナを楽しむことができます。マイサウナとして専用のテントを購入したり、ストーブまで用意をするのが大変だと思う人に需要があるサウナになります。
銭湯等に併設されるタイプのサウナ
多くの方がよく使用をしている銭湯に併設されたタイプのサウナになります。近年は新型感染症の影響でサウナを中止している店舗も多い傾向にあります。
事業計画を構想する
サウナのタイプを決めた後は事業計画を立てましょう。どれくらいの料金設定にするのか、物件の家賃から水道代、電気代、燃料代、人権費用など経営をしていくためにどうすれば黒字経営になるか事業計画を立てましょう。
物件の選定
サウナを開業するために物件の選定は成功をさせるためにも非常に重要なポイントになります。ただサウナの事業も対応することができる物件は非常に少ないことから良い条件の立地で見つける難易度が高いのも特徴です。
そして保健所の認可されることも難しいことから、基本的にはプロに依頼をして開業を進める方が多くいます。
サウナの開業許可
サウナは法的な位置づけとして、その他の公衆浴場になり、通常の銭湯は一般公衆浴場という位置づけになります。
銭湯なら行政施設で比較的安定しているというイメージをもつ方もいますが、一部の減免がある程度で他の民間の事業と違いは大きくありません。
サウナを運営するためには認可を受ける必要があり
公衆浴場法に基づく設備基準があり、営業する所在地を管轄する保健所に問い合わせを行いう必要があります。
公衆浴場の認可について
管轄の市区町村の窓口ごとに申請を行う形となるため事前の相談が必須となります。
また保険所からの審査も厳しい特徴があるので、業者に依頼をする方も多くいます。
公衆浴場営業許可申請書について説明します。
その他の公衆浴場の開設案内(公衆浴場営業許可申請書)
その他の公衆浴場(いわゆる銭湯以外の公衆浴場、サウナ、岩盤浴等)を経営するには、あらかじめ保健所に公衆浴場の営業許可申請をして、保健所長の許可を得ることが必要です。
新型コロナウイルスへの感染拡大防止のため、当該手続きについては事前に下記までお問い合わせください。
参考:その他の公衆浴場のてびき
サウナを運営するために必要な資格
サウナの運営をするために特別な資格は必要ありません。これはスーパー銭湯を経営するにも同様です。
役に立つ資格
- サウナ・スパ健康アドバイザー
- サウナ・スパプロフェッショナル
サウナの知識を身につけるための資格として代表的なのはこの2つの資格になります。
サウナ・スパ健康アドバイザー
サウナの知識を得るための入門的な位置づけにある資格となり一般の方向けにサウナとスパの健康に関しての知識を身につけることができます。
サウナ・スパ健康アドバイザー
温浴施設の従業員や利用者が、サウナやスパに関する正しい知識を身につけ、お客さまへのサービス向上や、ご自身の健康増進に活用されることを目指して、公益社団法人 日本サウナ・スパ協会が2014年に新たに設立した認定資格です。
サウナ・スパプロフェッショナル
「サウナ・スパプロフェッショナル」は、サウナ・スパ施設の適切な管理を目的として、専門的な知識を習得していただくための内容として2019年に従来のテキストを再編集し一冊にまとめたものです。
サウナ・スパプロフェッショナル
本資格は『サウナ・スパ健康アドバイザー』資格者を対象とし、その上位資格にあたります。
サウナの経営は儲かる
サウナの経営は儲かるのかどうかは気になる方も多いと思います。
結論から話すと儲かる経営者もいれば儲からない経営者もいます。
特に今の時代は個室で使用できるサウナはニーズにもあっているため独自性や魅力をもたせ、料金設定を間違えなければ大きな収益を期待することができるでしょう。
儲かる条件としては、固定費に対して売上のほうが大きくなればそれは利益になります。そのラインを判断するためにも事業計画から集客するための戦略設計、LTVをあげるためのサービス、質の向上は必須の事項となります。
サウナの開業で失敗しないためのポイント
- 物件選定を間違えない
- 集客方法を確率させる
- サービスの質を上げる
- 利益を意識する(基本値下げしない)
- リピート施策の強化