自分の店舗や家の雰囲気を少し変えたいと思ったり修理をしたいと思いDIYに挑戦してみようとする方もいると思い
今回はDIYでよく使われる合板について紹介をさせていただきます。
合板の種類
- ベニヤ合板
- コンクリート型枠用合板(コンパネ)
- 構造用合板
DIYをするために合板を購入しようとしたところ、合板にも種類がいくつかあります。
代表的な種類は上記の3つとなるので、種類ごとに特徴を解説していきます。
まずはウィキペディアからの引用で合板ついて解説をさせていただきます。
合板(ごうはん、英: plywood プライウッド)は、薄くスライスした単板(ベニヤ)を多層、接着した木質材料である。
ウィキペディアより
日本農林規格(JAS)では、「ロータリーレース又はスライサーにより切削した単板3枚以上を主としてその繊維方向を互いにほぼ直角にして、接着したもの」を合板としており、建築物の構造用に用いられる構造用合板、コンクリートの型枠に用いられるコンクリート型枠用合板(コンクリートパネル、コンパネ)、特に用途を定めない普通合板、構造用合板の表面等に美観を目的とする単板を貼った化粧ばり構造用合板、普通合板の表面等に美観を目的とする単板を貼った天然木化粧合板、普通合板の表面等にプリント、塗装等の加工をした特殊加工化粧合板の6種類を定めている[8]。かつては普通合板について、「難燃処理」や「防炎処理」が定められていたが、2014年の改正で廃止された[9]。
ウィキペディアより
上述の通り、「コンパネ」はあくまでコンクリート型枠用合板のみのことであり、全ての合板を「コンパネ」と総称するのは間違いである(カテゴリ錯誤)。ホームセンターなどでも売られている「シナ合板(シナベニヤ)」は、天然木化粧合板のうちでも表面にシナノキを用いたものである。
構造用合板には強度等級があり、住宅等の構造上重要な部分には、必要な強度の構造用合板を用いなければならない。日本農林規格では、合板中の接着剤から放出されるホルムアルデヒドの量についての性能区分もあり、合板750cm2から24時間に放散するホルムアルデヒドの量が平均0.3mg/L以下であるF☆☆☆☆から、5.0mg/LのF☆の4段階の区分がある。現在では大半の製品がF☆☆☆☆を取得しているが、製造にホルムアルデヒドを発生する接着剤を使っていないわけではなく、その遊離を抑制するキャッチャー剤を配合しているだけで、依然として多くの合板でホルムアルデヒドを原料とする接着剤が使われている。
このように記載がされています
ベニヤ合板
日本では、かつては合板を「ベニヤ板」(ベニヤいた)又は「ベニア板」(ベニアいた)と呼ぶことが多かった。「veneer」(ベニヤ、ベニア)は薄くスライスした単板(突板)のことで、「ベニヤ板」は「ベニヤ」から成る「板」ということになるが、「ベニヤ板」のことを「ベニヤ」を略すこともあり、両者の区別は厳密ではなかった
ウィキペディアより
合板は、材木を薄くスライスしてできたベニヤ(単板)を1枚ずつ繊維方向に直交させながら接着して積層したものである。一般に、反り(そり)を軽減するためにさまざまな工夫がされている(後述)。近年の合板では、最も一般的には、1~3mm程度のベニヤを多数枚、大抵は奇数枚、繊維方向が90°に、つまり直交するように、互い違いに重ねて接着(より詳細に言うと、大抵は 熱圧接着)されて多層構造になっている。稀に線維方向が45度ずつ異なる層を重ねたものなどもある。
ベニヤ合板はベニヤ版同士を接着剤を貼り付けて重なったものがベニヤ合板といいます。
DIYをする中で一番手軽に作ることができるので多くの人が使っている板です
少し作りたいという時におすすめの板となり、強度もそこそこあるため棚を作るときにいいでしょう。価格もリーズナブルなのも良いところです。
使いみち
前述したとおり使いかってがいいので、様々な用途に使用をすることができます。
簡単な棚をつくってお店の雰囲気を作ったりしたいときやベニヤ合板ならではの見た目になります。
注意点としては耐水性があまりないので室内用として作成をしましょう。
デメリット
強度も耐水性もあり大きなデメリットというものが特に有りません。
ただしコンパネや、構造用合板と比較をすると若干耐水性がナイという点です。
サイズ
910mm×1820mm
基本的に上記のサブロクサイズとなります。
強度
ベニヤ合板の場合強度としては厚みによって強度の面が異なります。
ただベニヤ合板の場合は基本的に暑さは薄いものが多く強度の面ではすこし心もとない点もあります。
厚さ
規格として2.3mm(ベニヤ板)~30mmのものが多くあります。
価格
規格により異なりますが、約1500円~1600円ほどで3mm程度で購入できます。厚みが変わる値段もあがります。
コンパネ
コンパネはコンクリートパネルの略称であり、表面の色としては黄色になっているものが多く、ホームセンターにいけば黄色い色をしたコンパネを見かけるはずです。
コンクリートを流し込むための型枠となり野外で使用されることが多くあります。
使い道
屋外向けのものになるので、屋外で使用することが多くなります。
デメリット
コンパネのデメリットはコンクリートを流すことを目的とした型枠となるので
見栄えとしてはおしゃれ感はなく、工事用の見た目となります.
使用目的のせいもあり、表面上歪んでいたりもするため、整った板を使いたいという人には向いていません。
サイズ
900㎜×1800㎜
上記のサイズが基本となります。
畳一畳より少し小さいくらいのサイズとなり、他の板と比較すると若干サイズが小さいので注意をしましょう。
強度
曲がりの面で強度は若干弱いのですが、通常の用途としては十二分な強度があるのでそこまで気にする必要はありません。
ベニヤ合板より強度を重視したい場合はコンパネを選ぶのも手段の一つです。
厚さ
規格として12mmのものがほとんどです。
コンクリートの型枠の役割のため、種類としてはほとんどない
価格
約2,000円前後
構造用合板
構造用合板は床の下地から家の壁につかわれている合板となり、家の構造を作成するときに標準的に使用がされているものです。
そのあめ多くの方はこの板を無意識のうちに見ている板となります。
使いみち
住宅用に使われることがメインとなります。
デメリット
一般的に内装用に使用がされることはなく、家の内側に使用がされる板となるのでDIY向けではありません。
強度も耐水性も強いのですが、あまり見栄えという面ではおすすめの合板にはなりません。
サイズ
910mm×1820mm
ほとんどがこのサブロクサイズです。
強度
前述したとおりに家の内側に使用されることが多いことから強度は十二分にあります。
注意点として規格がいくつかあるので、その規格で強度は変わります。
よくわからない場合は、プロに相談して購入を検討するといいでしょう。
厚さ
規格として5.5mm~28mmのものが多くあります。
家で使用がされている厚さとしては9mm、12mm、15mmが多くなります。
価格
厚さが12㎜のものであれば3000円前後で購入することができます。
合板の特徴
合板の読み方は(ごうはん)と読み
原木を大根の桂剥きのように薄く剥いたもの(単板)から作られます。
その単板を乾燥させ、繊維方向(木目方向)を単板ごとに直交させています。
木材は、軽量、断熱性、吸音性、調湿性、香り、温かみ、加工のしやすさなどから、特に日本のような高温多湿の環境では、古くから欠かせない素材で。合板は木材の優れた特性をすべて備えており、木材の欠点を製造技術で補うことで、木材よりも強く、広く、優れた素材となります。
合板に使う接着剤について
合板はベニヤ板を接着剤を使って貼り付けるものなので、接着剤も重要なポイントです。
接着剤によって耐水性なども変わってきます。
接着剤の種類として「特類・1類・2類・3類」とあり
耐水性を高いものにしたい場合は特類がおすすめです。
特類はフェノール樹脂接着剤が使用されていて、耐水性が高くあります。
1類はメラミン樹脂接着剤が使用されていて湿気にも強く2類は耐水性があまりなく3類は現在ほとんど使用がされていません。
合板の購入方法
合板を一般的に購入するのであれば、近くのホームセンターで購入をするといいでしょう。ただし車がなかったり運転をすることができない方ならオンライン注文や誰かに依頼をしてもってくるという手段が考えられます。
ホームセンターで購入するメリットとしては、自分が必要としているサイズにまでカットをしてくれるサービスもあり手間が省けるというメリットや、場所によってはトラックも貸してくれたりします。
その他の合板について
- ポリランバーコア
- ラワンランバーコア
- シナランバーコア
- シナ合板
- ファルカタ合板
- ラワン合板
等
まとめ
合板について、今回は紹介をさせていただきました。
簡単なものを作るときや、あまり費用をかけたくない
自分でもなにか作りたいという人は是非挑戦をしてみてください。