開業・経営

たい焼き屋の開業|儲からない可能性と月収を解説!マーケティングから修行の必要性

たい焼き屋の開業

たい焼きの開業は小規模のスペースで開業をすることができ費用も通常の飲食店と比較すると安くすますことができるメリットがあります。
今回はたい焼き屋の開業について紹介をさせていただきます。

たい焼き屋の開業について

開業の流れ

たい焼き屋の開業をするためにはまず、どんなたい焼きやにするのか等コンセプトの設計を行う必要があります。
たい焼きやと一言で言っても多くの種類があり、中にはたい焼きなのにお好み焼きのような変わったお店もありますよね。そして開業するための資金計画をたて、コンセプトにそった立地を選び物件を選んでいく必要があります。

開業資金について

たい焼きやを開業するために必要になる士kんとしては初期費用として300万円前後は必要といわれています。
ただし物件や立地、内装工事の費用によってこの費用は大きく変わるので参考程度にしてください。
通常飲食店の場合開業をするために1000万円前後は必要と考えると低コストで初めることができるのが最大の魅力でしょう。

立地と物件選びについて

たい焼き屋の開業を成功させるための一番のポイントともいえる立地選びですが、これはなるべく多くの人が歩いていることが重要となるでしょう。
たい焼きを購入するためにわざわざ遠いところまでくる人はお店のファンでもない限りほとんどいないでしょう。
特にたい焼きの場合、道を歩いていたらたまたまあった、買い物の帰りに見つけたということが多いはずです。
そのため立地はなるべく多くの人が歩いていて、店が見つけやすい目立ちやすい物件を選ぶことを意識してください。

必要な資格

たい焼き屋の開業をするためには食品衛生責任者の資格を取得することが必要になります。
この資格は1日講習をうければ取得することができるので大変ということはまったくありません。

必要な届け出

届け出としては開業届けの提出が必要です。
その他にも保健所から営業許可を受ける必要があるのである程度余裕をもってこれらの申請は行うようにしましょう。

儲からない可能性

実際たい焼き屋は儲かるのかについてですが
昔、白いたい焼きで爆発的なブームがあったときは非常に白いたい焼き屋は儲かりました。現在はその白いたい焼きブームの時と比較するとけっして儲かりやすいといわけではありません。

たい焼きやの原価

たい焼きの原価としてまず、あんこを10キロで購入する金額が5000円と仮定します。
そして一つのたい焼きに使われるあんこの量は50グラムになると仮定した場合1このたい焼きは25円のあんこが使われているということが想定することができますね。

次にたい焼きの小麦粉ですが、これには多くの種類があります。
ミックス粉の場合20キロで8000円とした場合
20キロのミックス粉があれば600個ほどのたい焼きが作れ、一つ13円程度で生地を作ることができます。
120円でたい焼きを販売した場合原価率としてはだいたい31%程度で販売することができるという計算になります。
その他にも卵や別の材料を使えばさらに原価率は上がっていき、スタッフを雇用した場合や広告を使った場合なども考えるとものすごく原価が良いわけではないということが判断できます。

儲からない可能性がある場合は物件などの固定費が売上に見合っていなかったり材料費が高すぎたりとする可能性があるので、それらを見直すことがおすすめです。

たい焼き屋の月収

月収100万円と紹介をしているサイトもありますが
これは決して簡単なことではないでしょう。
仮にたい焼きを100円で販売した場合、売上だけで100万円を到達させるためには月に1万個のたい焼きを販売する必要があります。
たい焼きの一つの金額を200円にすれば5000個の販売ですね。
そうすると売上だけで考えても1日166個の販売を最低達成しないと売上を到達させることはできません。
人件費用や物件の固定費等でこれらの売上から引かれるので月収100万円を目指すなら店舗の拡大展開も狙わないと難易度は非常に高いことがわかります。

たい焼き屋の開業失敗談

たい焼きやの開業をした後失敗した事例について紹介をさせていただきます。

白いたい焼きで大失敗した人の話し

たい焼きとは少し異なりますが、白いたい焼きブームの勢いにのって大失敗をした人の例です。
これはタピオカなどにもいえることですが、ブームが去ったことにより借金が2820万円以上のこってしまったという例です。
この失敗は急激に店舗数を増やしたことや、飲食店の場合キワモノ系には手をださないことが鉄則です。
途中でブームが終わり家賃の圧迫が増えて転がるように借金が増えてしまったのが大きな要因となります。特にショッピングモールへの出店が相当な痛手になりました、ブーム系は引き際が大事ですね。

マーケティングの必要性

商売をするにあたってマーケティングを行うことは必ず必要となります。
マーケティングというと少し小難しく感じてしまうかもしれませんが、マーケティングは集客をするためにはどうすればいいのか、購入させるためにはどうすればいいのかということを考えて実行することです。
マーケティングにはある程度の型というものはありますが、これが絶対正解というものはなくトライアンドエラーになるため、いろいろと試行錯誤をして実施をするケースもあります。

修行の必要性

たい焼き屋の場合修行は必須かというと
最低限うまくたい焼きを焼く技術は必要になりますが、絶対に必要といわけではないでしょう。