開業・経営

居酒屋の開業|経営方法から小さな居酒屋の開業の流れまで

居酒屋の開業

飲食店の開業といても、飲食店には多くの種類があります。
コーヒーなどが好きならカフェの開業
お酒が好きでお酒をメインでお店を出したいという人の場合バーの開業の検討をして、料理が好きなら、少料理の開業や定食屋などの開業をするという方もいます。
今回はお酒も料理も好きという方が考える居酒屋の開業について紹介をします。

居酒屋の開業

居酒屋の開業は飲食店の開業野中でも人気の開業となりいます。
居酒屋の開業をする人の理由としては人によってそれぞれありますが、お酒が好き、いろんな人としゃべりながら働きたい。喜んでもらいたい、成功したい、そんな思いから開業をする方が多いことでしょう。

居酒屋開業のメリット

居酒屋の開業メリットとしては利益率が高いという点にあります。利益となる代金もその場で回収をすることができ、低賃金で独立開業もしやすいという点です。
そして自分の好きな料理や自分の好きなお酒など、自分のこだわりをもって居酒屋を作ることができるという楽しみもあります。

経営について

前述したとおり、利益率が高く売上も即日回収できるというメリットがあり
短期間で経営を安定させるという点で適しています。
ただし、居酒屋は競合が多く想定しているお客様が来店してくれないと利益になりません。
顧客の獲得をするための集客戦略がポイントとなります。

開業の流れ

  • 事業計画の設計
  • コンセプト設計
  • 物件・立地選定
  • 資金調達
  • 開業に必要な資格の用意
  • 店舗の工事
  • メニュー決め
  • 保健所への申請

開業の流れとしては大まかに上記のようになります。
どんな居酒屋を作りたいのかというコンセプトの設計
どんな人に来てもらいたいかと、
立地選びから物件選び、利益をあげるための事業計画の制作
内装はどうするのか、など、開業の手続きをする前にやるべきことは多くあります。

コンセプト作りと平行して物件選びも早い段階からやっておきましょう。
このときに収益化するためのプラン、事業計画も具体的に決めていくことができます。
資金調達をする場合は、物件の仮契約を行い銀行融資を受けるために事業計画の提出をおこなってください。
その後、建築確認申請や回収工事の実施、スタッフの雇用などを行い

開業の1ヶ月前に保健所に営業許可申請と立ち入り検査を行います。

必要な資金

必要な資金は1,000万円前後は必要となります。
居抜き物件を活用したり。立地があまり良くないところを選定すれば初期費用はある程度抑えることができますが
立地選びを失敗すると、失敗する可能性が大きく跳ね上がるので妥協はしないようにしてください。

資金の内訳

  • 物件取得費
  • 内装工事費用
  • 厨房機器や備品の費用
  • 食器費用
  • スタッフの採用費用
  • 雇用費用
  • 集客費用

などが必要となる資金のうちわけとなります。

必要な資格

  • 食品衛生責任者
  • 防火管理者

食品衛生責任者

最低限必須となる資格は食品衛生責任者の資格です。
居酒屋ではなくても、飲食店の開業をするなら絶対に必要となる資格となるので、飲食店も検討しているという人は取得しておいて損はないでしょう。

調理師免許は特に必要ありませんが、あって困るものではないので
もし取得したいという場合は取得するといいでしょう。

防火管理者

防火管理者は収容人数が30人以上のお店(飲食店)を運営するなら必須となる資格です。甲種防火管理者と乙種防火管理者の2種類あり、いずれかの攻守を受けることで資格をえることができます。この講習は防火センターで受けることができるので、防災協会に問い合わせをするといいでしょう。

検索で「防火管理者 講習 〇〇」と検索することで受講の仕方が紹介されているページが見つかるはずです。

ちなみにこの収容人数の30人は雇ったスタッフもカウントがされるので注意してください。
30人以上の場合、店舗の面積に応じて以下の届け出を出す必要があります。
店舗の面積が300㎡以下の場合は「乙種防火管理者」の届け出を行い、300㎡以上の場合は「甲種防火管理者」の届け出を行う形となります。

あると便利な資格

  • 調理師免許

必要な申請

  • 食品営業許可
  • 防火管理者選任届
  • 防火対象設備使用開始届
  • 火を使用する設備等の設置届け
  • 深夜における酒類提供飲食営業開始届出書
  • 風俗営業許可※
  • 個人事業の開廃業等届出書
  • 労災保険の加入手続き
  • 雇用保険の加入手続き
  • 社会保険の加入手続き

小さな居酒屋の開業について

小さな居酒屋を開業する場合でも
前述した通りの居酒屋の開業の流れと大きく変わりはありません。
ただしある程度小さい居酒屋を開業するということは
スタッフを雇う必要がなかったり一人で店を運営するということも考えることができます。
一人で運営をする場合、どれくらいの人数のお客さんが来店したらお店を回せなくなってしまうのか
どのようなお店の作りなら一人で運営をしやすいのか等考えることができますね。

小さい居酒屋の必要な資金

必要な資金として1000万円前後は用意するといいでしょう。
場合によっては1500万円程度が必要になるというケースがあります。
自己資金としては300万円前後あれば開業事態は可能であると思います。

通常の居酒屋より開業資金は広さがない分、費用は少なくすむ傾向ではありますが立地によっては必要となる資金は異なってしまいます。どの立地でお店を開きたいのか等を考えて行うといいでしょう。